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潜入 コスプレもできる本物の軍艦 記念艦三笠内部へ行ってきました。「戦艦三笠横須賀」

横須賀の公園

マジ軍艦三笠に潜入してきた!!そこは調度品とコスプレ、勲章の天国だった

怪しい戦艦の停泊する公園(三笠公園)があることは以前の記事でお伝えした。今回はその内部にググッと潜入した体験をお伝えします。

潜入といっても記念艦なのでお金を払えば誰でも中に入れます。大人600円(2017年現在)

感想を短くまとめると、「コスプレも可能で、調度品はアンティーク、機械好きや勲章マニアも唸り、そして様々なことを考えさせられる異空間」となっていました。

それでは、写真たっぷりで詳しくみていきましょ〜

追記:2017年4月に戦艦三笠(記念艦三笠)は国の文化庁が指定する「日本文化遺産」(Japan Heritage 構成文化財)に指定されました。横須賀市ホームページより

また、フランス ミシュランのグリーンガイドにもベルニ—公園とともに掲載されています。

 

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記念艦三笠(みかさ)内部潜入リポート!!

 

普通はエントリーしてすぐに甲板を歩き船首方面へ向かいますが、今回は階段を降りいきなり内部へ潜入してみました。内部は本物の戦艦だけあって当時の雰囲気をかなり再現しています。

船員の寝るベッドや炊事場、会議室などが丁寧に復元されています。

 

浴室▼ お風呂ですから床はタイル張り。丸い窓が雰囲気出してます。

 

バスタブは古い猫足的な浴槽でした。

 

 

艦内の随所に当時の品物が展示されていて、戦艦に興味がなくても、アンティーク品をみるという意味でかなり楽しめます。

 

東郷元帥の着用していた当時の制服▼(コスプレーヤーは涎もの)

 

 

カフェの一角のような炊事場(洗い場?)は使い込んだ真鍮が鈍く光っています。

 

 

流し台▼

床のタイルとのコントラストが中々のセンス。

 

 

 

馴染んだ真鍮と木のつや。アップで撮影するとカフェのカウンターにしか見えない。。

 

 

当時物が随所に、、

こちらは菊の御紋、元々は木造で船に取り付けられていたらしい。

かなり大きい。

 

 

 

荒波でもまれた様子を表面の劣化が物語ります。

 

 

廊下には軍艦模型の各種展示もあります、かなりのコレクションです。

 

 

ずら〜っと長い・・

 

前方の突き当たりには劇場があり、短い15分程度の映画が上映される間だけ入る事ができます。係の方に予定時刻を聞きましょう。

ちなみにここで上映される映画は「日本海大海戦 海ゆかば」(1983年公開)のダイジェスト版で、戦艦三笠を筆頭に繰り広げられる当時の戦闘の様子を窺い知ることができる。三船敏郎や若かりしころの佐藤浩市、三原順子などの出演をみることもできます。佐藤浩市はぴちぴちしていてこんなにイケメンだったのかというほど。劇場は200人は余裕に入れる広さ。

 

 

 

<もう一つの見所>

艦内のもう一つの見所は各国から送られた勲章のコレクション。

なかなか間近では見る事のできない逸品が展示されています。

 

ありましたありました!現在でも時々耳にするあの有名なフランスの勲章がありましたよ。

その名は・・

 

『レジオンドヌール勲章』

 

そうなんです、戦艦三笠内にはレジオン・ドヌール勲章が展示公開されているのです!!

ナポレオン・ボナパルトによって制定されたフランスの最高勲章で、過去には伊藤博文や皇族、近年では映画監督として北野武や大江健三郎、安藤忠雄等が受賞しています。この名誉ある勲章が横須賀にあるなんて。これは以外と知られていませんね。勲章マニアにも間近で見られてオススメです。

 

 

 

 

種類としてはGrand-Officier グラン・オフィシエ(グラントフィシエ)と思われます。詳しくはWikipediaで。。

 

そんな勲章を身に纏った将校たちが会議や食事をしたであろう会議室も見学可能です。

赤い絨毯はやはり威厳を醸し出すのか・・しかし船内にこんな場所があるとは驚きです▼

 

 

巨大な絵画と革張りの高尚な雰囲気・・

 

コチラは別室の絨毯。当時の再現ものだろうか、デザインも良い。

 

 

この日はコスプレではなく本物の水兵さんが見学に来ていた。これも軍都横須賀ならではかな。

 

 

 

さて、そろそろ外へ出ようか。甲板ではコスプレ体験もあるよ。大人も結構記念撮影している。。

 

 

 

 

 

とにかく、デカいそして高い!ブリッジの上は高所恐怖症の方は無理かも。

 

 

人が小さく見えます▼

 

 

 

こちらは戦闘時に使用する操舵室。厚さ30cmの鉄板で覆われている。この細い視界から状況を見るそうです。

 

操舵室内側からの眺め▼

 

 

平常航海時はさらに一段上の階にある部屋で指揮をとるらしい。

 

あっ、これ↓見た事ある!

 

 

 

ラピュタでシータとパズーが喋っているシーンのやつだ。

 

盗賊のお婆さん(ドーラ)が聞き耳立てててね〜。本物はこんな感じなんだな▼

 

 

 

そして、船首にある主砲はアメリカ軍の基地へ向けられています。

これは米軍からの日本独立運動を表し・・ではなくてですね。

長くなるので、こうなった経緯はこちらの記事をご覧下さい。

 

 

しかしながら実際に使用された軍備であり戦艦なので、艦内には戦死した者たちの記念碑としてプレートがいくつか設置されています。

ここで被弾し亡くなったという・・

 

前述の映画「海ゆかば」は海軍の軍楽隊を主人公にした映画で、Wikipediaによれば軍楽隊が戦闘に参加したのは日本海海戦だけ。ということは、このプレート左端の軍楽手もその為に命を落としたといえるのかもしれない。

 

 

時期は違えど、後の第二次世界大戦では神風特攻の根幹にも使われた護符が艦内にある。このお守り信仰の為に結果として何万の命が失われたことか。我々が忘れてはならない負の歴史遺産の一つだろう。

 

 

 

 

時流の足音に耳を傾け、この船を様々な角度から眺めることが、単なる観光ではない訪問の意義になるのかもしれません。

 

記念艦三笠の公式ページはコチラです。

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