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hideも愛した横須賀のレコードショップ ヤジマレコード本店 遂に閉店へ

半島TIMES (ニュース・速報)

ヤジマレコード本店が2017年7月31(月)で閉店します。

X JAPANのhideが高校時代から通っていたということでも著名な横須賀中央のヤジマレコード本店が7月31日をもって閉店する。

前身の矢島蓄音機店時代を含めると100年以上続いた老舗音楽店の閉店ということで、Twitterの公式アカウントによりこのニュースは報じられました。

 

 

 

横須賀中央のメインストリートに店舗を構えるヤジマレコード本店といえば、やはり横須賀出身でX JAPAN やhide with Spread Beaverで活躍したhideの姿が眼に浮かぶ。

 

ヤジマレコード本店の地下階段▼

 

 

彼の急遽を悲しみ、100万枚セールスのヒットを飛ばした楽曲「ピンクスパイダー」を同店で購入したファンも多いのではないだろうか。

Xやhideが日本のビジュアル界、ロック業界に与えた影響は周知の通りだが、その影の一翼を担ってきたのがヤジマレコード本店だった。

hide自身が生前何度も訪れたのは勿論だが、彼が亡くなったあとでも命日や生誕日に毎年訪れる大勢のファンの為にポスターや写真、手書きのメッセージを作成し、ファンの傷心を救って来た。

公式Twitterの第一報にはそういったhideファンの閉店を惜しむ声が多く聴かれた。

 

 

 

 

レコードは勿論、CDが登場した時代には横須賀中央地域で、いち早く販売を開始していたので、CD世代にはヤジマレコードで初めてCDを買ったという人もいるだろう。現在と違い、iTunes等のダウンロードサービスは勿論なかったし、Amazonが翌日配達してくれるという時代でもなかった。その草創期にCDを探しにあの地下へ潜って行った音楽好きは数知れないだろう。

輸入版のどこからも開けづらいビニール包装とヤジマレコードの思い出が重なる人もいるだろう。

 

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一つの時代が過ぎて行く。

 

蓄音機からレコード、CD、そしてダウンロードへと受け継がれた音楽の再生。新しい技術の発明は確かに利便性をもたらすが、同時にある時代の終焉と郷愁も残していく。

 

世界的にはヨーロッパや米国の感度の高い地域を出発点に、レコードが再ブームを起こし、新たなプレス工場や小さなレコードショップが増えている。パリやベルリンのフリーマーケットへ行けばレコードを専門に扱う出店者がいるし、バルセロナにはレコードで音楽をかける宿やカフェが多数ある。もちろん東京にも。

そういった流れのなかで、店名に「レコード」を掲げるヤジマレコード本店が閉店してしまうというニュースはやはり悲しい。すでに逗子店や衣笠店(久里浜店の誤りでした)等が数年前に閉店しているという流れで、ある程度の予想はついていたにしてもだ。

音楽再生の次なるステージはどこにあるのか。

カセットテープがコアな人気を取り戻す昨今、世界的にも音楽環境の模索時代といえるのかもしれないが、そこには若かりしhideのような情熱を持った若者が通い、相談できる場や人が必要だと感じるのはなにも筆者だけではあるまい。

 

閉店までは執筆時の現在から数えて、まだ一月ある。最後の思い出作りにはまだ間に合う。悔いを残さず、7月31日までに再訪を。

 

ヤジマレコード本店さんの長年の営業に対する感謝と賞賛を記して、記事の末尾としたい。

ありがとうヤジマレコード

 

 

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コメント

  1. ネコネコファンタジア より:

    >すでに逗子店や衣笠店等が数年前に閉店している

    衣笠店なんて、はじめからないよ、久里浜店の事でしょ?

    • dokoyo より:

      ネコネコファンタジアさんコメントありがとうございます。ご指摘の通り、久里浜店の誤りでした。本日訂正致しました。有用なご指摘感謝致します。今後ともよろしくお願いいたします。

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