三浦市初声町のローカルスポットを訪ねる「ウェリントン号と若宮神社」
三浦半島の隠れたローカルスポット巡り
今回は三崎口駅を右手に下り、潮風アリーナの裏手へまいります。
お目当はイギリスの船のレリーフと一風変わった神社があるというので訪ねてみました。
目的地までは京急三崎口から徒歩で15分程度。畑の景色を見ながら坂を下っていきます。
ウェリントン号とは?
今回の一番最初の目的はイギリス船ウェリントン号のレリーフ。
ウェリントン号ってなんでしょう?
ウェリントン号というのはイギリスの船で、明治に日本へ寄港しましたが、三戸の沖で遭難したと言います。
その船員さんを助けたのが当時の三戸に住んでいた住民達。必死で助けた功績を讃え、市の建物にレリーフとしてウェリントン号が描かれていると言います。
その建物は三浦市初声市民センターにあるらしい。
この建物の壁面にあるというので、ぐるりと回って見ました。
ジャジャ~ン、ありましたありました。
正面玄関に向かって右側の壁に船のレリーフを発見。
なるほど、これがウェリントン号か・・
しかし、どちらかというと手前にある古くなった案内板に惹かれました↓
ちなみにこの市民センターは、小ぶりですが図書館も配備していて地元の方に利用されているそうです。
さて、近隣ののどかな風景も良いですが次の目的地「若宮神社」へ向かいます。
と言っても直ぐ横にあるので発見も容易。
聖徳太子と相撲の若宮神社?
さて、若宮神社に到着。小学校の入り口に位置していて小振りな印象です。
古そうな鳥居と木が素朴で良い雰囲気。
滑り台やベンチ、石碑もあります。
目立たない感じや、境内のベンチなど地元色の強さが良いです。
そこを中程へ進んでいくと奇異な石の塊を台座に据えたもう一つの立派な石碑が登場します。
「聖徳皇太子」という文字が刻まれていますね。
聖徳太子というのは、太子講といって大工や左官といった建築系の職人さん達によって多く祀られていたようですから、ここでもそう言った聖徳太子由来の祭事が行われていたのかもしれません。
さて、その石碑の向こうに見えて来たのが相撲の土俵です。
こちらが今回の第二の目的「土俵のある神社」です。
土俵と神社?となりますが、この地域ではちょっと有名らしいんです。
近年でも地域の子供達による相撲大会が行われ、チャンピオンを決めていると言います。
歴史としては200年前、江戸時代まで遡れる由緒あるものなのだそう。
屋根もあり小さな客席もあり、どうしてなかなか立派な土俵です。実際に少年たちが体をぶつけ合う姿を一度は見て見たいものです。
訪れた日は、土曜日だったのですが、隣接する小学校の校庭では子供達がサッカーをしていたりブランコに乗っていたりと和やかな風景が広がっていました。
神社の裏手には小さな丘か岩山のような場所があり、なんだかちょっと神秘的な雰囲気もあります。ぐるりと取り囲んだ土手も小学校に続いていて、花や木が生い茂り、謎めいた感じを受けました。
近所は畑が広がっている地域なので、このままぶらりとミニ・ハイキングに出かけても良さそうですね。
4月の畑にはパクチーがありました。
キャベツは三浦の主要品目ですね。
三浦半島のローカルスポット、隠れた名所はまだまだ沢山あるはず。
この先もどんどん探していきます。
SPONSORD LINK ・ 半島情報呟いてます。フォロー喜びま〜す↓
海難史を学んでいる者です。三戸に漂着したウェリントン号について調べていて、こちらの記事を探し当てました。初声市民センターのレリーフのことは全く知らず、驚きました。おかげさまで、たいへんすばらしい情報を得て感謝しております。
コロナが終息したら、ぜひ訪ねたいと思っております。
本当にありがとうございました。
kobayashiさんコメントありがとうございます。私はたまたま散歩していて見つけたのですが、記事が研究されている方の目にとまり恐縮致しております。何かお役に立てていたならば嬉しいです。厳しい情勢が続きますが、落ち着きましたら是非足を伸ばしてみて下さい。建物内には小さな図書館がありますので何か文献が見つかると良いですね。
こちらこそありがとう御座いました。
初めまして。元地元民です。
生まれも育ちも初声です。
本日、近況報告兼ねて若宮様に行ってきました。
今は違うところに住んでいますが、三浦はやはりいいところですね。小さい頃と大分変わってしまいましたが、匂いは同じでした。
主さんもまた三浦探検してみてくださいね。
colopoさん、コメントありがとうございます。
地元なんですね。素敵なところですね〜。サイトは最近更新もおこたっておりますが、コメント頂き久しぶりに三浦を散策してみたくなりました。ありがとうございます!