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国土技術や湾岸航空技術の体験できる怪しい研究所が横須賀にある!「国総研とは」

㊙スポットと名所

 

国土交通省や国立研究開発法人が運営する怪しい研究施設が横須賀にあるという。

 

その名を「国土技術政策総合研究所」と「港湾空港技術研究所」という聞いたこともないような研究所だ。

2017年7月22日に行われた一般公開に参加してその内部を探ってきました。

 

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国土技術政策総合研究所とはなんなのか?

略式を国総研といい横須賀の久里浜地区にある国の研究所で、住所は長瀬3−1−1。久里浜港の平作川から浦賀方面へ抜ける途中の右手にある。

中で、何をしているのか・・

早速侵入してみた。(無料の一般公開日です。)

 

国総研のビル一階で簡単な受付を済ますと、早速研究室・・・

 

ではなくて、昼食を頂いた!

これが、目当て・・いやいや、まずは腹ごしらえです。

11時から食堂のような場所でお弁当販売があり、昼食を食べることができます。ちなみに、開放イベントは10時スタートなので割りと始まって直ぐにもかかわらず、皆さん昼食を済ませに集まっていました。(しかもお弁当は早い者勝ちで無くなり次第終了の案内がある。)

ということで、まず研究所内でランチ!

お弁当は結構豊富なメニューがあり、海苔弁や唐揚げ弁当、カレーライス等7、8種類はあったように思います。大体ちなみにカレーライス400円と海苔弁当400円、緑茶100円を頂きました。無料のお水もあり。

 

 

 

 

子供連れの来場者が多いので、割りと賑やかな昼食です。持参した軽食やドリンクを召し上がっている方もいました。

 

さて、いよいよ見学に出かけます。まず向かったのはジャンボジェット機のタイヤを見られるという航空機荷重載荷実験装置です。

炎天下を敷地の奥まで歩いていくと、巨大な倉庫の中にありました。ジェット機のタイヤです。しかし・・・タイヤは思ったより小さくて拍子抜け。

 

 

 

係の方の説明によれば飛ぶ際の収納のことも考えるとあまり長大なものは適さないのではということでした。しかしこの研究所の専門はタイヤではなく地面の方です。

このジャンボジェット機の離着陸する路面を開発しているんだそうです。

実際にタイヤに荷重をかけて400トンあるジェット機の重さを再現し、何往復もさせた路面が倉庫内にありました。太い轍(わだち)になってました。

 

また、近くの別の倉庫では土木関係のロボットが展示されています。

こちらは無人の湾岸工事に使用するフローティングのカメラロボット。水面に浮いて現場を撮影していくようです。

 

 

いや、実は一番興味のあるメイン実験棟は世界でも最大規模の津波を再現するコーナーなので、ロボットコーナーを後にし、更に先へと進んで行きます。

 

 

 

実験棟はどこだ?

 

おっっ、水と海藻が揺れている施設がある。もしやここでは・・

いえ、ハズレです。ここは、干潟を人工的に再現した施設でした。砂や砂利、海水を人工的に再現して海中のように揺らしています。海藻や生息する海洋生物達は取水に紛れて入り込んだ生物たちで、意図的に取り込んだワケではないそうです。

それでも20年揺らし続けて随分多様な生物が育ったと言うことでした。

 

 

どこだどこだ、津波の実験棟はどこだー

そして、遂に発見しました!大規模波動地盤総合水路。これが津波再現の施設です。

 

 

 

なぜか濡れた通路を進みます。

 

 

来場者は整理券を施設入場の際にもらい、決められた時刻に入場させて貰います。

ちなみにそのシステムに気が付かず、フラッと訪れてしまいました。

「あれ、もしや整理券ないとみれないんじゃ?」

係の人に恐る恐る聞いてみます。

すると、基本は整理券順ですが、人数が満員にならない回は随時後から入場できます。ということなので安心して並びました。もし、良い位置を確保したいなら整理券を最初にもらっておき、早めに並ぶことをオススメします。

 

再現施設の水路▼

 

おお、奥から波が来ました!(1mくらいの波なので最初は分かりづらい)

 

そして、堤防を模したコンクリート壁にぶつかります。どっしゃ〜ん

 

 

ウオ〜〜、という来場者の歓声のなか飛沫が数メートル吹き上げます▼

結構豪快です。嵐の海とか波の高い岸壁を見たことがない方には衝撃かも。

そして、間近な人は濡れることも出来ます。(もちろん事前に濡れる位置の説明があり、別の場所で見ることもできる。)

 

いやー迫力ありました。

では、炎天下で疲れたのでそろそろ帰ります!

 

ちょっとまった〜〜まだまだありますよ。

砂の水槽実験や

湾岸構造物を教えてもらえる施設もあります。

 

 

 

 

 

岸壁の模型で説明をしてくれる研究員さん。質問にも丁寧に答えてくれます。

 

子供が実験できるコーナーも各所に。

 

 

地震体験マシーンもありました。

 

 

 

普段目に見えない、海の周辺事業を支える縁の下の力持ち的な研究のすごさが伝わるイベントです。

 

このイベントは工場内の広い敷地を歩くのですが、親切にも休憩所としてテントと椅子が要所に配置され、そこでは無料のウォーターサーバーから水を飲むことができます。とても親切な見学会でした。

 

 

あとはソフトクリームを載せたかき氷でもあれば最高ですね、って飲食が目的の施設開放じゃありませんからあしからず!

子供と一緒に研究所見学。将来の博士を育てる第一歩になるかも知れませんよ。女性の二人組や男性一人で来場している方も見かけましたから、お子様連れでなくても大丈夫です。

開放日を狙って一度は訪れたておきたい横須賀が誇れる高等な施設でした。

 

国土技術政策総合研究所:www.ysk.nilim.go.jp

港湾空港技術研究所:www.pari.go.jp

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