三浦に樹齢600年の木を祀るお寺があった
三浦半島の隠れたスポットを訪問するシリーズ
今回は数百年経過した御神木が住宅街のお寺にひっそりと立っているというので探してきました。
その場所は、三崎口駅から右手に坂を下り、徒歩15分程度のやや奥まった一角にあります。
初声の潮風アリーナの向かい側、日用品の大型店舗カインズホームの角を左折します。
周囲は空き地が広がっています。気持ちの良さそうな場所ですが既に開発計画が決定しているとのことです。
しばらく、道に沿って歩くとお寺への案内板が左手に発見できます。
「延寿寺入り口」
(少し手前に別のお寺への看板もあるので間違えないように。今回は帰りにそちらも寄りましたよ)
まずは古木の延寿寺へ
さて、この看板を曲がって、細道へと入って行きます。
車一台が通れる位の道路です。
ほどなくして目的地に到着。
「寿福大黒天 延寿寺」とあります。
ツツジがお出迎えしてくれました。
こじんまりとした境内を真っ直ぐ進むと、確かに古そうな木が立っています。
柵で覆われているのが少し残念ですが、ありました。
備え付けられた表示板によると、樹齢約600年の「ナギ」という木だそう。
樹齢600年の古木 ナギ
表皮が特徴的な形をした木です。
思っていたよりも太さはありませんが、長い年月を過ごしたのかと思うと見上げる姿も立派に映るものです。
さて、その直ぐ隣にも別の大木がありこちらの方が太さとしては大きいようです。こちらは、イチョウの木で樹齢300年位。なるほど、木の種類によって太さは色々ですものね。
実は、もっと目につくのがもう一本あるのです。
開祖の植えた古松
こちら。なんともパワーがありそうな雰囲気。ただし、既に枯れてしまっています。
虫に食われたり、色が抜けたりしていますが屋根をつけてもらい、枯れてからも大事にされてきた雰囲気が見て取れます。
太さも立派です。
こちらは開祖の手植えしたと言われている松。石碑もあります。
太さ、大きさでみると数年前に嵐で倒れた鎌倉の大銀杏ほどの迫力はありません。しかし、それぞれに違いがあり、周りにこれといった観光名所があるわけでもないひっそりとした場所に佇んでいる感じが良いです。
近隣は農家さんや民家があるのですが、とても立派な曲線を持った生垣がありました。大谷石というのでしょうか、とても綺麗なカーブで職人さんの仕事跡が見て取れます。
このカーブした外壁はこの辺りでは中々珍しいのではないかな。
他にも古い石を積んだ生垣など、ところどころに目を引くポイントを発見することができました。これがマイナースポットを探索する楽しみのひとつですね。
実相寺に立ち寄ってみる
今回は、もう一箇所近くにある「実相寺」にも寄ってみます。
こちらは藤が見ごろを迎えていました。
境内は綺麗に整えられ、さっぱりとした印象。
実はこのお寺よりも気になったのは裏側にある細道。
細道好き、階段ファンとしては見逃せません。
近づくとかなり急な坂でしたが登ってみました。
どこに出るのだろう?
両側に欝蒼とした木々、極小さな水溜りのような沼、竹やぶもあり、暗い時間には通りたくない雰囲気です・・
しかし、坂を登りきるとそこには畑が広がって清々しい空が広がっていました。
曇りですが。
農家さんの利用する道なんでしょうね。
今日の二箇所は京急三崎口駅から徒歩10〜15分ですので駅までの往復含めて1時間半〜2時間あればという感じです。
この辺りは飲食店が少な目ですが、品切れ次第終了のラーメン店「麺屋岡一」や、かた焼きそばの大盛りが見事な定食屋さん「まるい食堂」、喫茶店も一二件あります。カインズホームにはタコ焼きなどの簡易的な軽食所がありますし、コメダ珈琲と、かっぱ寿司も。
もし「ソレイユの丘」や野菜の直売所「スカなごっそ」までお出かけすることがあれば、「古木を見に行かない?」などと誘って立ち寄って見てはいかがでしょうか。
近所にある別のマイナーなスポット「ウェリントン号と土俵のある若宮神社」もコースにいれると雰囲気が変わって楽しいかも。
では、またマイナースポットでお会いしましょう。
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